フランスのプログレッシブロックのバンドであるMagmaのライブ音源です。丁度、名作と名高い”Magma – Live“と同じ頃のライブらしいです。ジャズロックなんだけれど、呪術的で独特な音楽です。ファンクやゴスペルの要素も感じられるし、色々な音楽を吸収しているんですが、いわゆるごった煮のバンドではありません。Magmaという一つの音楽を作ってしまったという感じがします。
Theatre du Taur - Toulouse 1975 / Magma / CD ( Music ) AKT IV( 2005-10-24 ) 定価:¥ 4,339 ( 中古価格 ¥ 4,864 より )
このアルバムのウリは”Live”では途中までカットされていた” Mekanik Destruktiw Kommandoh”がまるまる一曲入っていること。約40分弱にもわたる重苦しく、荘厳な曲です。なんというかちょっと不気味な感じのコーラスのリフレインが奏でられる前半からして異様な雰囲気ですが、なんというかSFっぽいというか、民族音楽っぽいというか、心に迫るものがあります。中盤のベースのソロからノイズ音をだしているところも”Live”よりもぐちゃぐちゃになるくらいやっていたり、後半の怒濤の超スピードで駆け抜ける7拍子などはバンドの演奏が一糸乱れないすごいもので、テンションが非常に高いです。手に汗握る緊迫感があって、とてもヘビーな感じがしますが、ヴァイオリンソロがものすごい速さで天空を駆け抜けていますし、ドラマチックなんです。あのテンポで良くもまあ演奏が合わせられるなあって感じますよ。とんでもないスピードです。再びコーラスワークが冴える最後のフィナーレなんか呆然としてしまいます。一曲聴くのに体力使いますね。
ただ、このライブ盤は非常に音質が悪く、まるでブート盤みたいです。非常にこもった感じで、かつ、ぺらぺらとしたレンジの狭い音です。演奏が良いだけにもっと良い音質で聴けたらなあ、というストレスを感じます。もったいないですね。
他のアルバムを聴いて、Magmaのパワフルな側面に興味を持った方が聴くと良いかと思います。
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