実用書の類をここで紹介するのは非常に気恥ずかしい思いがあるのですが、今年の3月から続けてきたトレーニングを持続してこれたのもこの本のおかげなので、紹介したいと思います。ジャンルとしては「行動科学」になるようです。
著者/訳者:石田 淳
出版社:フォレスト出版( 2006-10-30 )
定価:¥ 1,260
Amazon価格:¥ 1,260
単行本(ソフトカバー) ( 167 ページ )
ISBN-10 : 4894512432
ISBN-13 : 9784894512436
俺は相当根気がないタイプで何かを続けてできた試しがなかったのですが、この本のことをある程度実践した結果、なんとなく「続ける」コツがわかったと思います。非常にわかりやすく、また、文字数の少ない本なので、簡単に読み終わってしまいますが、読んでいて無駄になる箇所が少なく、続けるために必要な事柄はしっかりと収まっている感じがします。
冒頭で、何かを続けられない理由は、「やり方がわからない」「やり方はわかっているが、『継続の仕方』がわからない」の2つしかないと主張しています。この問題の切り分け方は、目から鱗でした。
やり方をさらっと書くと、「自分が目標に向かって増やしたい行動と減らしたい行動を考え、細かい目に見える数値目標を設定し、日々、それが出来たかどうか、計測していく」、という感じです。その中でも、自分が続けていく上で大事だと感じたことは、毎日ちゃんと計測できるようにチェックシートを作るということでした。自分の減らしたい鼓動、増やしたい行動と日付をExcelのシートに作成して、1ヶ月間、どの程度、行動を制御できたかが一目でわかる表にしました。
日々やったかどうかが一目でわかる、というのは、結構モチベーションの維持につながっていきます。「ああ、それでも、これだけはやったんだな」という確実な証拠が残るわけですから、後になって見返してみたときに冷静な安心感があるのです。こういう記録を付けなかった頃は、自分があんまり出来ていないと感覚で思い込んでしまったり、意識から忘れられてうやむやになってしまうことが多かったですね。
あと、毎日計測するというリズムが良いと思います。毎日スタンプを押すために、自然と定期的にチェックシートを見返す習慣が身につくので、日々の行動でも自然と目標を意識する心が生まれます。たまに目標のあそこを変えようとか、新しくこういう目標を立てようとか、フィードバックも比較的楽にできると思います。そうは言っても、項目によってはあまり効果が上がらないこともありますし、2日分くらいまとめてつけてしまったり意識的にサボってしまうことも多々ありますが、「とにかくチェックシートに戻る」、という回路が出来ると、少なくとも8割ぐらいは出来不出来に関わらず表にスタンプを付けられるようになりますので、もう、それでも良いのかな、と思っています。完璧さを追求しなかったのが却ってうまく言った感じがします。
初めは細かい分析を後回しにしても、とにかく表を作ってしまって、毎日計測する習慣を付けた方がいいように思いました。目標の立て方が適切でないという問題が起こりえますが、毎日眺めれば自然と目標をブラッシュアップするようになるので、後から解決していくと思います。分析を念入りに、と考えてしまうと、結局、思い悩んでいるうちに飽きて辞めてしまった、ということも起こりそうです。まずは、毎日スタンプが埋まっていくところを眺める、というのが感覚的に大事ですね。1週間、1ヶ月のような節目が来ると、この「続ける」技術の勘所がピンとひらめくんです。
物事を続ける必要のある方には、是非ともオススメします。
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