Discossesionというパーティで活躍しているDJのCheeのライブミックス。しかも、2枚組というボリューム。この人のミックスは何枚か持っているのですが、いずれも、民族音楽やジャズ、現代音楽のようなアバンギャルドな(でも、グルーヴ感のある)曲をミックスしてて、外しがありません!決してフロアでガツガツと踊るような感じではありませんが、今作ももちろん素晴らしい出来です。

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1枚目のCDはノンビートのゆったりとした曲からじわっと始まります。変拍子も辞さない、また、いつもながらの怪しい笛音の入った選曲は、いったいどこからネタを引っ張ってくるんだ?と頭に疑問符が付くこと必至です。今作はほとんどビートをつないでいないですね。1曲ずつ淡々と掛けていくのですが、中盤に掛けて徐々にリズムを作っていく感じです。豚の鳴き声から始まる”Hermeto Pascoal – Slave Mass”は変態的ながらラテンっぽいアプローチをしていき、そこからエスニックな高速ジャズロックになだれこんでいく流れは、いつにも増して「熱さ」を感じます。
2枚目はギターがむせびなく壮大なロックで幕開け。これだけ目一杯音を出したらそりゃ気持ちいいだろうよ、というギターです。前半24分過ぎからの太鼓の乱れ打ちの曲が躍動感があって素晴らしい。太鼓のアンサンブルだけでグルーヴを失うことなく、没頭させてくれるのってなかなか聴けないですよ。その後の展開はゆったりとリラックスした雰囲気です。
まさに、旅路という言葉にふさわしい、ゆったりとした世界旅行が楽しめますよ。
Slaves Mass / Hermeto Pascoal / CD ( Music )
Rhino/Wea UK( 2004-05-03 )
定価:¥ 1,443 ( 中古価格 ¥ 1,444 より )
